地図 地理学 | 地理学情報センター:はじめに地図 地理学 | 地理学情報センターは、地理学にまつわる様々な情報を集め、地理学の地図や世界地図・日本地図全般について知りたい方のお手伝いをするページです。地図 地理学 | 地理学情報センターでは、あなたに代わって集めた優良情報を紹介しています。 それぞれが、地理学の地図や地理学全般に対する優良情報です。様々な各地理学サイトのコンテンツを要約してありますので、ぜひ、地理学情報の収集にお役立てください。地図学・地理学の基本的な情報から、地理学の歴史・豆知識等にいたるまでを揃えました。 この地図 地理学 | 地理学情報センターは、3つのパートに分かれています。まずは、地図と地理学の基礎知識、次に、地理学の主要4分野について、そして最後に、地理学の中の地図学についてです。 地理学とは何か
地理学とは、空間や自然、経済・社会との関係を対象とする学問分野のことです。そして、空間や自然環境という物理的な存在を研究対象の中に含むため、社会科学と自然科学という両面の性格を有していると言われています。そのため、地理学は、医学・哲学とともに人類最古の学問の分野といわれているのです。ちなみに、地理学のことを、英語では、geography ドイツ語では、Geographie(-fie)またはErdkundeと書きます。 地理学の歴史について
地理学誕生の地は、実は古代ギリシアにあります。学問としては、最古の部門に属していて、その源流は、大きく分けると、各地の様子を記載する「地誌学的」なものと、気候や海洋について研究する「地球科学的」なものとに見ることが出来ます。その後、中世には停滞を招きましたが、大航海時代による爆発的な地誌の拡大や、17世紀以降の自然科学の発達と観測機器の発達によって、近代地理学の成立へと導くことになりました。
近代地理学の父ーアレクサンダー・フォン・フンボルト
近現代の科学的な地理学の源流は、19世紀初頭のドイツであるとされています。その中でも、アレキサンダー・フォン・フンボルトとカール・リッターの二人は、「近代地理学の父」と称えられています。彼らは地誌的な記述ばかりではなく、様々な地理的な現象にも内的な連関を認め、「地理学」においてその解明の重要性を説きました。そして、19世紀後半には、地理学者らによって各種系統地理学が整備され、日本など世界各国にも地理学が移入された経緯があります。1950年以降は、アメリカ合衆国が中心になってコンピューターや統計データなどを用いて、計量的地理学というものが世界中に急速に普及し、現在でも盛んに行われております。
地理学の分類法について
地理学は、「系統地理学」「地誌学」「地図学」「地理学史」の4つに分類されています。系統地理学はさらに「自然地理学」「人文地理学」に分けられ、それぞれがまた細かく分類されている状況です。しかし、自然地理学の諸分野は地球科学の影響を受け、その中でも時に生態学や気象学、地質学などと連携されることが多いのも現状です。対して、人文地理学は歴史学・社会学・経済学などの近隣分野の影響を受け、それらの知識ならびに隣接分野の理論の十分な理解が要求される学問となっています。また、自然・人文ともにフィールドワークや巡検を実施し、実地調査に基づく研究成果を重視する傾向があるのも大きな特徴と言えます。
地図地理学の主要4分野について - Top系統地理学について
系統地理学(けいとうちりがく)は、地理学の根幹を成す部門で、一般地理学とも呼ばれています。そして、さらに「自然地理学」と「人文地理学」に細かく分かれています。自然地理学には、気候学・水文学・地形学・海洋地理学等があり、人文地理学には、経済地理学・社会地理学・政治地理学・都市地理学等があります。
地誌学について
地誌学(地域地理学)は、ある特定された地域内における地理学的事象を、自然・人文両方の見地から研究する学問であります。自然・人文に関わらず、実際に研究する際は、具体的な地域を選定しなくてはならないため、ひとつの専門分野というよりは地理学の共通基礎部分と認識されているのが現状です。また、この学問は、文学や国際関係学方面の地域研究(学)との共通点もあります。
地理学史について
地理学史(ちりがくし)は、地理学の一部門で、地理学の発達の歴史、学説史の検討、地理学者の研究などを行う分野であります。具体的には、地理学説史・地理学制度史・地理学思想等があります。
地理学の中の地図学について - Top 地図学または地図製作法(cartography) とは、地図や地球儀を作成するための研究の事を指します。また地図学といった場合、工学方面では、地図を使った測量、読図などの技術を研究する測量学的な研究を指します。その中でも特に、地図の種類に関するとすれば、基本的な地図を理解する際、地図製作法の分野は「一般地図製作法」と「主題的地図製作法」の2つに分類することができます。
一般地図製作法は、一般的利用者に向けて作られた地図を含み、多様な特徴からなり、一般的な地図は多くの参照と場所系を示し、しばしば一連のものとして製作されます。また、地形学の地図とは、主に、場所の地形に意識を置き、高さ方向を示す等高線を使用することにおいて他の地図と典型的に異なっています。
対して、主題的地図製作法は、特定の利用者に適応する特定の地理的主題の地図を含みます。例えば、インディアナ州のトウモロコシの生産量を示すドットマップや、オハイオ州の郡を段階的に色分けしたコロプレスマップなどです。
実は、20世紀に入って、地理的なデータ量が爆発的に増加したため、主題的地図製作法はますます有用になりつつあり、空間的、文化的、社会的なデータを解釈するのにとても必要になっています。地図は伝統的に、紙とペンを使って作成されていましたが、コンピュータの出現と広がりが、地図製作に革命をもたらしました。
現在、大部分の商業的で高級な地図は、3つの主な種類のソフトウェアの1つを用いて作成されている。すなわち、CAD、GIS、および地図製作に特化されたソフトウェアであります。 20世紀半ば以降の電子技術の進歩は、地図学における新たな大変革に至っています。
とくにスクリーン、プロッタ、プリンタ、スキャナ、分析的ステレオプロッタといったコンピュータハードウェア装置と視覚化、画像処理、空間分析、データベースなどのソフトウェアによって、地図の製作は民主化され、大いに広がることになっています。
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